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活動の様子
平成29年度

【平成29年度特別展関連イベント 遺跡ウォーク】
「桜井の歴史を作った七人の人々~そのゆかりの地をめぐる」
                      (3回シリーズ)

平成29年11月11日~25日 


 特別展の関連イベントとして11月11日(土) 11月18日(土) 11月25日(土)に遺跡ウォーク「桜井の歴史を作った七人の人々~そのゆかりの地をめぐる」を3回にわたって開催しました。今回の特別展は、桜井と関わりのある歴史上の人物7人選び、その人物たちが桜井市に残した業績やその人々に関わる遺跡を紹介する内容であることから、この遺跡ウォークもその人物とゆかりのある場所を訪ね歩く内容としました。


DSC_9203.JPG第1回 芝村陣屋跡第一回目は、埋蔵文化財センターで展示見学をした後、芝村陣屋跡、大直禰子神社を見学し、午後からは、山ノ辺道沿いに点在する柿本人麿の万葉歌碑を散策、最後は人麿屋敷跡と旧纒向小学校で行われている発掘調査の現地説明会を見学しました。



PB180021.JPG第2回 河合城跡にて第二回目は、あいにくの雨模様にもかかわらず、多くの方々に参加していただき三輪西阿にゆかりのある地を散策しました。河合城跡を皮切りに、戒重城、安房城跡を見学の後、雄略天皇の泊瀬朝倉宮の推定地である脇本遺跡、そして赤尾城跡から外鎌城のあった外鎌山の登山を行いました。しかし、雨上がりとはいえ、外鎌山からは奈良盆地一望とはいきませんでした。


P1010160.JPG第3回 土舞台にて第三回目は、阿倍倉梯麻呂や聖徳太子ゆかりの地を中心に谷若桜神社をはじめ石寸山口神社、土舞台、上之宮遺跡、谷首古墳をめぐり、昼食の後は、安倍史跡公園、池之内磐余池推定地から吉備池廃寺へと巡りました。




開催日 コースタイトル 主な見学地 ゆかりの人物

第1回 11月11日(土)

「纒向から三輪山西麓へ」 埋蔵文化財センター 芝村陣屋跡 大直禰子神社 人麿の万葉歌碑を散策 人麿屋敷跡 旧纒向小学校(現地説明会を見学) 柿本人麻呂
織田有楽斎
大田田根子

第2回 11月18日(土)

「戒重城から脇本、
外鎌城へ」
桜井駅北口 戒重城跡 河合城跡 安房城跡 脇本遺跡 赤尾城跡 忍坂山口坐神社 外鎌山(外鎌城跡) 三輪西阿
雄略天皇

第2回 11月18日(土)

「磐余地域を巡る」 桜井駅南口 谷若桜神社 石寸山口神社 土舞台 上之宮遺跡 谷首古墳 安倍文殊院 安倍史跡公園 池之内磐余池推定地 吉備池廃寺 聖徳太子
阿倍倉梯麻呂


【中学校職場体験学習】 


桜井東中学校  5月11日(木)・12日(金)  2年生 1名
大三輪中学校  5月17日(水)・18日(木)  2年生 5名
桜井中学校   10月25日(水)・26日(木)  2年生 2名

 桜井市立埋蔵文化財センターでは、毎年職場体験学習の場として、桜井市内の中学生を受け入れています。今年は桜井東中学校から1名、大三輪中学校から5名、桜井中学校から2名の生徒が来てくれました。
 生徒のみなさんには、埋蔵文化財センターにある木製品や金属製品の保存処理を行う部屋や発掘調査で出土した土器を洗うための部屋、出土遺物の中でも特に貴重なものを保管するための特別収蔵庫などの普段は入ることができないバックヤードの見学や、実際に発掘調査現場にいって、自分たちの手で土を掘って土器を取り上げることも体験してもらいました。この他に出土遺物の保管・運搬のときに欠かせない綿布団を作ってもらい、発掘調査だけではない学芸員の仕事も体験してもらいました。
 今回の職場体験をとおして、自分たちが住んでいる街に歴史があふれていることや働くということの面白さや難しさを知ってもらえたのではないかと思います。今後自身の将来について考えることがあった時に、今回の体験が役に立てれば幸いです。
2017syokuba2_mini.jpg   2017syokuba1_mini.jpg
発掘調査現場での様子(纒向遺跡第191次調査)

【発掘調査報告会】 

平成29年9月9日(土) 13時30分~15時30分 2F多目的室 



今年も9月9日(土)に速報展「50㎝下の桜井23」の関連イベントとして、DSC_9034.JPG報告会のようす発掘調査報告会を行いました。今年の報告会では、
昨年度の桜井市内で行われた12件の発掘調査のうち3件をピックアップし、聴講者の方々に対して発掘調査担当者から図面や写真を使って詳しい説明が行われました。また報告会の後は展示室へ場所を移し、実際に現場から出土した遺物を見ながら解説を行い、参加者の方々からの質問に答えさせていただきました。

報告者
      「大藤原京関連遺跡第66次調査」  桜井市教育委員会文化財課 藤村 裕美
      「吉備池遺跡第17次調査」     桜井市教育委員会文化財課 丹羽 恵二
      「三輪遺跡第21次調査」      桜井市教育委員会文化財課 飯塚 健太

【夏休みこども博in近鉄かしはら】 

平成29年8月3日(木)

 
 今年度も近鉄百貨店橿原店で『夏休みこども博』が開催され、今回は勾玉製作体験講座を行いました。5回行われた講座ではどの回も定員一杯となる大盛況で、GEDC0206_mini.jpg   勾玉を削り出していきます子どもさんを中心に計55名の方にご参加いただきました。
 勾玉製作体験講座では初めに勾玉の製作工程について説明し、工程ごとに作成した見本を見ていただきながら進めていきました。最終的には丸みを帯びた形になり、革紐で首から下げられるようになるまでの作業を行いました。
 四角い石から勾玉の形を削り出すのはとても根気のいる作業ですが、参加していただいた子どもさんは諦めることなく、最後まで作業をしておられました。中にはオリジナルの形を製作された方もおられ、みなさん個性豊かな勾玉を完成させていました。

DSC_0007_2_mini.jpgひみこちゃんが応援に来てくれました!DSC_0004_2_mini.jpg     勾玉製作体験の様子

【子ども文化財教室】 
「学芸員」ってどんな仕事をしているの?

平成29年7月27日(木)・28日(金)


今年も桜井市内の小学生向けに子ども文化財教室を開催しました。今年は4~6年生の8名が参加してくれました。
1日目
DSC_8552_mini.jpg  銅鐸はここから出土しています 開講式の後、バックヤードツアーとして普段入ることのできない収蔵庫や作業室などを回りました。木器・金属処理室では出土した遺物の処理が行われている最中で、全員興味津々で見ていました。
 今回のテーマが「学芸員」ってどんな仕事をしているの?ということで、学芸員の仕事についての話を交えながら解説しました。子どもたちの中には熱心にメモを取る子もいて、DSC_8577_mini.jpg   ペーパークラフト作成中学芸員の仕事や桜井市の歴史について知ってもらえたのではないでしょうか。
 午後からは「ペーパークラフトを作ろう!」と題し、盾持人物埴輪と家形埴輪のペーパークラフトの解説を交えながら作っていきました埴輪のペーパークラフトを作っていく過程でその埴輪がどのような形をしていて、何のために作られたのかがかってもらえGEDC0203_mini.jpg    くっつくかな?ではないでしょうか。その後、実際に遺跡から出土した遺物を机のに広げ、一つ一つの破片を順番につなぎ合わせる“接合”という作業と遺物の写真撮影も行いました。土器を接合しようと多くの土器をさわってみることで、様々な形や文様の土器が発掘調査で見つかっているということがわかってもらえたと思います。

2日目
 午前中は上之宮遺跡の“園池遺構”DSC_8639_mini.jpg     測量作業の様子を訪れ、実際の発掘調査で行う方法で測量体験をしました。暑い中での作業となりましたが、図面を完成させようとみんなで協力して取り組んでくれました。その結果、素晴らしい図面を完成させることができました。その後、現在行われている発掘調査現場に行き、調査員から説明を受けたのち作業の様子を見学しました。

DSC_8665_mini.jpg    火をおこせるかな? 午後からは古代から行われている方法で火おこしに挑戦しました。はじめに2人1組になって錐揉式で火おこしをしてもらいましたが、この方法で火をおこすのはとても難しいことがわかってもらえたと思います。次に舞錐式という方法で火おこしを行いました。煙があまりにも多く出たために「臭い臭い」と言ってい子もいましたが、火種を作ろう取り組んでくれましDSC_8676_mini.JPG     火がつきました!た。火種ができた組から麻をほぐしたものに火種をのせて、息を吹きかけると火種が麻に燃え移り火をおこすことができました。麻に火がついた時はみんな驚いたり、感動していました。すべての組が火をおこすことに成功し、みんなにとって良い経験になったのではないでしょうか。

 その後はみんなで古代鏡の鋳造体験をしました。大小2つの鏡から選び、シリコンの鋳型に流し込むところから、サンドペーパーで磨いて顔がうつるようになるまでの工程を行いました。鋳型から取り出した鏡をサンドペーパーで磨いていくと、最後の仕上げでは顔がはっきりとうつる鏡が完成しました。中には「まだ磨きたい」といって磨き続けている子もいるほど熱中してくれました。
DSC_8686_mini.JPG 合金を鋳型に流し込んでいきますDSC_8691_mini.JPG    きれいに磨けたかな?

 最後の閉講式では、子ども文化財教室の修了証を一人一人に手渡し、2日間の日程を終えました。子どもたちにはとても喜んでもらえたようで、担当者としてはうれしく思います。また来年度の子ども文化財教室にも参加していただけると幸いです。

【体験講座】 
「はにわの話とはにわのペーパークラフト作り」

平成29年5月23日(火) 19時~20時30分 桜井東ふれあいセンター


 5月23日(火) には、桜井東ふれあいセンター主催の「2017年度第2回地域ふれあいセミナー」において「はにわの話とはにわのペーパークラフト作り」を行いました。
この講座では、まず埴輪とはどんなものか、市内の発掘調査でどのような埴輪が出土しているのかなどの話に続き、実際にペーパークラフトで、市内から出土している埴輪の製作を体験してもらいました。若い方からお年寄りまでの参加があり、埴輪の作品作りに皆さん一生懸命取り組んでおられました。
h29kouza1_mini.JPG  h29kouza2_mini.JPG

【校外学習】 

平成29年4月~7月


 桜井市内の小中学校は遺跡の上にあったり、すぐそばに大きな遺跡があったりと、遺跡が多い“桜井市らしい”特徴を持っていることから、各学校では校区の歴史教育が盛んに行われています。今年も4月から6月にかけて、桜井市内の小学校に通う6年生、310名の生徒さんが歴史の授業の一環として、学校からこちらのセンターへ見学に来てくれました。
2017kougaigakusyu1_mini.JPGどの学校の生徒さんたちも、それぞれ自分たちの校区にある遺跡や遺跡から出土した遺物については、熱心に見学していたようです。そして展示見学の後は、市内の発掘調査で出土した本物の土器を実際に触ってもらい、つなぎ合わせる作業も体験してもらいました。なかなか繋がらなくて悪戦苦闘していましたが、中にはほとんど一つ分の土器を完成させた生徒さんもいました2017kougaigakusyu2_mini.JPG
また、今年も713日と14日には飛鳥学院保育所のかわいい園児たち82名が来てくれました。展示説明の後、園児たちには土器や石器を触ってもらいました。毎年のことなのですが、園児の中には遺物の匂いを嗅ぐのを見かけます。これは初めて手にする土器にまず臭いを嗅いで確かめるという人間の本能なのでしょうか?毎回彼らに聞くと、なんでも「昔の匂いがする」と全員がそう答えてくれます。
  後半は二人一組になって、写真を見ながらその展示物を探す「宝探しゲーム」をしました。3チームで競争してもらいましたが、どちらのチームも素早く探すことができ、かなりの接戦になりました。