昭和64年1月1日にその産声を上げた桜井市文化財協会は、文化財に関する調査・研究及び保存をおこない、併せて文化財の保護と活用を図り、市民の文化財に対する理解と認識を深め、もって市民文化の向上と我が国の文化の発展に寄与することを目的に設立され、以来34年にわたって桜井市の埋蔵文化財調査や普及啓発活動をおこなってきました。
特に市内でおこなった発掘調査では、東田大塚古墳の調査やビハクビ古墳の調査、木製仮面や鹿角製の柄、卜骨などが出土した桜井市を代表する遺跡である纒向遺跡の発掘に数多く携わっているほか、城島小学校や大福小学校など市内の小・中学校の校舎建て替えや周辺の調査にも携わりました。そのような調査成果の中には上之宮遺跡の園池遺構や小立古墳の発見など、桜井の歴史を学ぶ上で重要な発見もありました。残念ながら、令和 5 年 3 月31日をもって公益財団法人桜井市文化財協会は解散することとなり、今回の展示が当協会の開催する最後の展示となります。これまで協会がおこなった発掘調査34年の軌跡を振り返ることで、当協会が桜井市の有する文化財の普及・啓発活動に寄与してきたことを知って頂ければと思います。
◇開催期間◇
令和4年12月7日(水)~令和5年3月30日(木)
◇開館時間◇
9:00~16:30(入館は16:00まで)
◇入 館 料◇
一 般 (団体):300円 (200円)
小・中学生(団体):150円 (100円) ※団体は20名以上
◇会 場◇
桜井市立埋蔵文化財センター展示収蔵室
◇休 館 日◇
毎週月・火曜日(祝日の場合は開館)
祝日の翌日、年末年始(12月28日~令和5年1月3日)
展示資料
※ 展示ご案内チラシはこちら(クリックすると拡大します)
※ チラシのダウンロードはこちらR4kikakuten(PDF形式:2.13 MB)