水は私たちの生活に欠かせないものです。しかし、ときには人々に猛威を振るうことがあります。近年でも日本列島では洪水や津波などの被害が相次ぎ、私たちは自然の恐ろしさを再認識することになりました。
 奈良盆地では降雨量が少ないことも重なって水は常に不足がちで、古代以来、農民たちは干害に泣かされてきました。また、連日雨が降ると逆に川が氾濫し、しばしば水害をこうむるという悪循環を繰り返してきたことから、様々な土木工事を行っています。人々は、川の水を有効に使うために堰を設け、多くのため池を築き、さらに地下水を利用するために井戸を掘って水を確保し、農業用水あるいは生活用水に利用してきました。発掘調査から見つかるこれらの遺構には古くから人々によって水を確保するための様々な工夫がみられます。
 今回は、これまでの発掘調査で確認された弥生時代から江戸時代にかけての井戸や溝(流路)などから出土した遺物を展示します。展示を通じ、現代まで続く水と人びとの関わりを知って頂く機会となれば幸いです。


開催期間  令和4年10月5日(水)~12月4日(
開館時間  9時から16時30分まで(入館は16時まで)
休館日  毎週月・火曜日(祝日の場合は開館)
場 所    桜井市立埋蔵文化財センター 1階展示収蔵室
入館料    一般(団体)    400(300)円
 小・中学生(団体)    200(150)円

  線刻土器が出土した井戸 (大福遺跡第6次調査)

    水田に残された足跡(城島遺跡第49次調査)